こんにちは、るほりです。
箱根駅伝が終わりました。
シード権争いが白熱しましたね!
今年は往路で往路新の記録を出すチームが続出するレベルの高い大会だったようです。
私は創価大学に注目し、応援しました。
創価大学は3年ぶりの出場で、3度目の挑戦でした。
往路7位、復路9位で過去最高の総合9位で、見事次回大会出場のシード権(10位以内)を初めて獲得しました。
この快進撃の立役者である米満選手と嶋津選手を中心に全選手をみていきたいと思います。
1区の米満怜が見せた快進撃
1区の米満怜(れん)選手(4年)は、序盤から先頭集団につき、強い気持ちをもって臨みました。
「絶対に区間賞を取ると決めていました。特に(大牟田高校同級生の)鬼塚には負けられないと思っていました。六郷橋でレースは動きましたが、最後まで落ち着いて自分の走りができました。今までやってきたことは間違っていなかったです。自信になりました。」と振り返っています。
レース展開が動いても「練習通り」と冷静に対応し、18キロ過ぎで国学院大学の選手がスパートしたが、「必ず追いつける」と虎視眈々とチャンスを狙い、残り1キロで一気に勝負を仕掛け、区間賞となるトップで2区のムイル選手へたすきを繋ぎました。
2区から9区の選手紹介
2区はムソニ・ムイル選手(4年)でした。
「15キロからペースを上げようと思っていましたが、最初の10キロで足を使いすぎてしまいました。ただ後悔はありません。力を出し切りました。タスキを渡す時は、僕の思いを込めて『Fight!』と伝えました。4年間、支えてくれたチームのみんなに感謝の思いでいっぱいです」と振り返っています。
区間順位11位の力走でした。
3区は原富慶季(はらとみよしき)選手(3年)が力走しました。
「皆さんの声援が大きく力になりました。どんな時も応援してくれた母の姿も見えて、ぐっと気持ちが入りました。故障で苦しんだ日々があったからこそ、今の自分があります。」と振りかえっています。
故障など苦しみを乗り越え頑張ったからこそ、今大会の力に繋がったんですね!
4区は福田悠一選手(3年)でした。区間4位の好走で、往路7位に大きく貢献しました。
「区間4位が目標だったので、満足のいく走りができました。特に緊張はなく、最高に楽しかったです。1区の米満さんが区間賞を取り、“これはいけるぞ“と心が燃えました。と心が燃えました。たくさんの応援が力になりました」と振り返っています。
5区を走ったのは、主将の築館陽介選手(4年)です。
「最低限の役目を果たせたと思います。走っている間、総監督、監督が後ろから見守ってくれていたので、伸び伸びと走り抜くことができました。山の最高地点で、腹痛が起こり、苦しくなりました。それでも、失うものはないと何度も自分に言い聞かせて、力を尽くしました。」と語っています。
最も大差がつきやすいと言われる山上がりの5区で、区間12位の大健闘の走りで、過去最高順位の7位で往路のゴールテープを切りました。
6区を走ったのは、唯一の1年生である葛西潤選手です。
「復路の先輩たちから『後ろには俺たちがいるから思い切っていけ!』といってもらい、気持ちが楽になりました。前を追うことだけを考えて走りましたが、足の筋肉が張り、その痛みは想像以上でした。その中でも、沿道からたくさんの声援を送っていただき、力になりました。」と振り返っています。
6区は山下りのコースで足への衝撃が大きいコースです。葛西選手は沿道の応援を力に変え、足の痛みに耐え1年生ながら、区間16位と力走し、チームの順位は7位から10位となりました。
7区を走ったのは右田綺羅選手(3年)です。
「ハイペースのレースの中で、序盤は攻めの走りができました。後半はペースが思うように上がらず、苦しみましたが、必死に前を追いました。監督からは『まだ大丈夫だ。シード権が見える範囲でたすきを渡そう』との声かけがあり、踏ん張ることができました」と振り返っています。
駅伝は自分との闘いの部分が大きいと思うので、監督からの声かけや沿道の応援はすごく力になるんだろうなとテレビで応援しながら感じました。
右田選手は区間18位の粘りの走りで、チームは11位となりました。
8区は鈴木大海選手(3年)が走りました。
「地元・茅ヶ崎を走る『勝負の8区』を任せてもらい、気の引き締まる思いでした。監督からは『良いリズムだから、後半に勝負していこう』との声かけがあり、遊行寺坂で仕掛けました。10位との37秒差を詰めるために、序盤から足を使ったため、最後は足がつりそうでした。それでも、7秒差まで詰めることができました。」と振り返っています。
鈴木選手は前回は関東学生連合の一員として走りましたが、
「チームで出場する箱根駅伝は別格です。」と語っています。
区間順位9位と好走し、チーム順位は11位のままではありましたが、10位のチームに7秒差まで迫りました。
9区は石津佳晃選手(3年)が走りました。
「大海が前との差を詰めて、たすきを渡してくれたので、気持ちが高まりました。思ったよりも差が詰まりませんでしたが、焦らず、地道に前に進むことを考えていました。どこを走っていても、創価大学ののぼり、応援があり、胸が熱くなりました。監督からは『走れなかった選手の分まで頑張れ』と声を掛けられました。最後は『嶋津は絶対にやってくれる』と信じて、たすきを託しました。」と振り返っています。
石津選手は、区間6位の好走、チーム順位11位で嶋津選手につなぎました。
嶋津雄大区間新でシード権獲得!
10区を走ったのは、島津雄大選手です。
「皆の思いを背負って、どんな状況でも、自分の走りで絶対にシード権を獲得すると決めていました。まずは、できるだけ早く前に追いつくことだけを考えていました。追いついた後も、一気に引き離そうと、攻め続けました。途中、何度も足がつりそうになりましたが、ももをたたいて持ちこたえました。心だけは絶対に負けないと決めていました。沿道の大応援が、その心をさらに強くしてくれました。区間新記録は意識していませんでしたが、日々、自分に勝つことにこだわり続けた結果だと思います。」と振り返っています。
11位でたすきを受け取り、「天と地の差」ともいわれるシード権争いです。11位で受け取り、区間新記録の走りで、2人の選手を抜き、過去最高の総合9位でシード権を獲得しました。
【箱根への道】創価大・嶋津雄大「網膜色素変性症」共に抱える永井と二人三脚 https://t.co/Pr1WNP3Jz1 #スポーツ #sports #ニュース
— スポーツ報知 (@SportsHochi) December 22, 2019
島津選手と永井選手は網膜色素変性症を患っています。進行性の目の病気です。
同じ病気の永井選手の存在は大きいのではないでしょうか。
来年は2人の走る姿がみれるかもしれないですね!
嶋津選手の箱根駅伝の走りは、同じ病で苦しむ人だけでなく、他の病と闘っている人にも勇気を与えてくれました。
勇気と感動をありがとうございました!
まとめ
今回は、箱根駅伝に出場し3年ぶり3度目の挑戦で見事、来年のシード権を獲得した創価大学についてお伝えしました。
史上まれにみるハイレベルの高速レースとなった今回の箱根駅伝でしたが、往路7位、復路9位、総合9位の快進撃をみせてくれました。
すべての関係者の方に感謝です。
感動をありがとうございました!
来年も応援します!